平成27年10月3日(土)アステールプラザにて、AHI国際研修に参加させていただきました。
AHI(アジア保健研究所)は1980年から、アジア各地で人々の健康を守るために活動する、現地の保健ワーカーや地域開発ワーカーを育成している名古屋が拠点のNGOです。
今回の国際研修に参加していた研修生はバングラデシュ・インド・ミャンマー・ネパール・パキスタン・フィリピン・スリランカの7か国から集まった方々でした。
研修自体は9月6日から10月12日まで行われているそうで、広島には10月1日から10月3日までの3日間滞在され、10月1日、10月2日は広島記念資料館の見学や小学校との交流などを行われたそうです。
この日は広島滞在の最終日で、グリーンレガシーさん、広島市立大学のSS(Smile Smile)さん、はぐくみの里の3団体がグループワークショップの際の発表者として招かれ、研修生の皆さんに向けてそれぞれ発表を行いました。
はぐくみの里は「ずっと折り鶴、ずっと折り紙」の活動報告をしました。
はじめの15分間で簡単な活動報告兼自己紹介。まず、動画(英語版)を流し、はぐくみの里で普段行っている折り鶴の解体作業のようすを説明。
そのあと、メンバーが「ずっと折り鶴、ずっと折り紙」ができるまで というお手製の紙芝居を発表。折り鶴にはたくさんのメッセージ・想いが込められており、その折り鶴からできているずっと折り鶴、ずっと折り紙 が特別な折り紙であるということを研修生に伝えました。
その後3団体それぞれのグループに分かれ、活動報告の続きとそれに関するディスカッションを研修生の皆さんと行いました。
普段の作業を通じてメンバー自身に起きたうれしい変化などを経験談をもとに研修生に発表しました。
・今まで人としゃべることができなかったが作業や色々な行事への参加を通して自然としゃべれるようになった
・鶴の作業をしていたら手先が器用になり、苦手だった線香の束締めができるようになった
など、変化は様々です。自分たちの身に起きた小さな”きせき”の共有をしました。
メンバーの発表後、職員からずっと折り鶴、ずっと折り紙を通じて行ってきた活動報告を行いました。小学生との交流だったり、ルワンダとのスカイプミーティングの話を主に発表し、その後ディスカッション。
研修生の皆さんがはぐくみの里に興味を持って下さり、障害を持った方々が自分に合った仕事をしながら、自分らしさや、やりがいを見つけていることを素晴らしいとおっしゃって下さいました。
ずっと折り鶴、ずっと折り紙の活動にも賛同していただき、折り鶴の解体作業から折り紙が出来上がるまでにはいろいろなストーリーがあり、想いがこもっているということを知っていただくことができました。
たくさんの質問をいただき、素敵な時間を過ごせました。
最後に全体で集まり、はぐくみの里からBelieveの歌と折り紙のプレゼント。
海外の方に向けて通訳を介しながらの発表は初めてだったので、メンバーも職員もドキドキ・・・無事に終えることができました。
研修生の皆さんはコミュニティ・街づくり・保健分野に特化した方々で、今回の研修を通して学んだことをそれぞれの国に持ち帰り、実践されるそうです。
お世話になったAHI職員の皆様および研修生のみなさん、そしてこの発表の機会を下さった渡部朋子さん、渡部久仁子さん、本当にありがとうございました!