被爆71年第28回広島市民平和の集い「世代を超えてヒロシマから世界へ」~今を生きる命に輝きを~
に参加させていただきました!
絵本「青い空ヒロシマ」の出版を記念して開かれたこの度の会は、広島国際会議場フェニックスホールを会場にし行われました。
今回はぐくみの里は、特定非営利活動法人HPS国際ボランティア理事長の佐藤さまにお声掛けいただき、
この大舞台で合唱をさせて頂く運びとなりました。
今回私たちが歌ったのは「青い空は」と「メッセージ」の2曲です。
「青い空は」は”新しい平和のうたを歌いたいね。”というみんなの思いから選んだ新曲です。
「青い空は」は、後世に語り継がなければならない、原爆が投下されたあの日の強烈な光、熱風や爆風、きのこ雲が作り出した闇、焼かれた体に降り注ぐ黒い雨などの記憶、原爆により、父や母、兄弟、姉妹を失った悲しみや、返して欲しいという孤児の切なる願い、「戦争がすべての国からなくなるように」、「原水爆が世界からなくなるように」そんな想いが込められた歌です。
この日のために1か月以上前からみんなで練習をはじめました。
こんな大舞台に立つこと自体が初めてだったため、どうしたら歌に込められた想いが伝わるのか・・・と試行錯誤しながら練習を重ねました。
そして本番当日。朝からそわそわと落ち着かないはぐくみの里一同。
リハーサルを終え、自分たちの出番が来るまで他の出演者の皆様の舞台を楽しみました。
被爆者の皆様によるきらびやかなファッションショー、と絵本「青い空ヒロシマ」の出版記念発表会を見終わえた後は
いよいよはぐくみの里の出番です。
みんな緊張をしながらも、一生懸命全力で歌いました。
私たちがこれまで行ってきた平和活動や、この歌を歌うにあたりご指導を頂いた皆様への感謝、
そして何より歌に込められた想いを精一杯歌声にのせて合唱いたしました。
会場の皆様に大きな拍手を頂き、無事終了。
ほっと胸をなでおろし、残りの舞台発表を楽しみました。
全員合唱では、はぐくみの里も舞台の上に呼んでいただきスタッフの皆さんも含め
「折り鶴」という歌を心を込めて合唱しました。
広島ジュニアマリンバアンサンブルの皆さんの元気いっぱいの演奏で会場が最高潮に盛り上がったところで
無事出演者皆様の舞台発表が終了。
最後に私たちはぐくみの里も大変お世話になっているANT-Hiroshimaの理事長である渡部朋子さんによる挨拶で全プログラムが終了し、閉会となりました。
今回出演させていただき、歌という形で人々に思いを伝えることの難しさであったり、何かを一生懸命取り組むことの大切さを学ぶことができました。
この舞台に立つことができたのは、はぐくみの里だけの力だけでは成しえなかったことです。
当日も関係者の方や知り合いの皆様、スタッフの皆様や利用者のご家族の皆様など、たくさんの方に
エールを頂いたり、「すごく良かったよ!!」というお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の出演で得た学びや気づき、感謝の気持ちを忘れず、これからも私たちにできる活動を続けていきたいと思います。
みなさま本当にありがとうございました!