今年もAHI国際研修に参加させていただきました!
AHI(アジア保健研究所)は1980年から、アジア各地で人々の健康を守るために活動する、現地の保健ワーカーや地域開発ワーカーを育成している名古屋が拠点のNGOです。
今年は去年とは違い、AHIの研修の中にはぐくみの里に見学をするという内容を組み込んでいただき、3名の研修生の方とAHIスタッフおよび関係者の皆様をはぐくみの里にお招きしました。
今回お越しいただいた研修生はインドの方2名、バングラディシュの方が1人。
言葉が通じない中、はぐくみの里が何をしているのか、どんな施設なのかについて通訳の方を通して発表をしました。
施設の中も見学していただき、色々なことに興味を持っていただきました。
質疑応答の中で、”外国の方から見た日本のいいところ、悪いところ、自国に生まれてよかったところ、悪いところはなんですか?”という質問がはぐくみの里のメンバーから出ました。
≪日本のいいところ≫
・日本は国民が訓練されていて多くの方が質の高い生活をしている
・(研修生からみて)障害を持った方でも尊重され、尊厳を持って働いているように感じる
≪日本の悪いところ≫
・機械的に働くところ
・地域のつながり、コミュニケーションが少ない
≪自国のいいところ≫
・家族がみんなで住んでいる。(親が子どもを守ってくれる)
・地域の中で生活ができる。
・お金をかけることなく生活ができる。
≪自国の悪いところ≫
・国民がきちんとした教育を受けていない。
・衛生問題がある。(感染症問題・環境問題等)
・障害者に対する地域の理解が少ない。(=偏見・差別が強く、地域の中で一緒に生活することが難しい。)
などたくさんの意見を聞くことができました。
私たちが当たり前と思っていたことも海外の人から見た場合、素晴らしいことであったんだと再認識もできました。
そして海外の現状も知ることができました。
こうした機会がないとなかなか得ることのできない学びをたくさん体験できました。
海外の方との交流はたくさんの刺激を受け、得るものがたくさんあります。
少しでも研修のお手伝いが出来れば・・・という思いで参加した今回のAHI研修ですが、私たちの方がたくさんの学びと、交流できる楽しさを感じることができ、お越しいただきありがたかったなと思える研修会になりました。
お世話になったAHI職員の皆様および研修生のみなさん、ありがとうございました!