交流の証に一枚!


9月30日(月) 3回目となる広瀬小学校との交流会を行いました。

この日は利用者3名(うち一人は欠席の為、代読での発表)

による当事者発表を行いました。

なかなか自分の抱えている難しさについて人前で発表をする

というのは難しいことなのですが、小学生の皆さんのためになるなら…

とはぐくみの里の利用者にご協力を頂きました。

発表中の様子①

発表中の様子②


発表は実際に当日小学校に足を運んだ利用者と

はぐくみの里職員と対話形式で行いました。

生徒の皆さんにとって初めて聞く障がいであったり、

今まで普通に暮らしていたのにある日突然障がいを抱えながら

生きていかなくてはならなくなった方がいること。

発表を聞き、今の自分たちにできることって何だろう…

など、発表を通して色々と考えることが出来ており

勇気を出して生徒の皆さんの前で発表を聞いてもらえてよかったな、と

思える交流会となりました。

校長先生からもお話をいただきました

真剣にメモを取る子どもたち


 

10月7日(月)4回目、最後の交流会を行いました。

最終回は平和学習をメインに佐々木禎子さんのお話の紙芝居の発表と

折り鶴解体作業体験、ずっと折り鶴、ずっと折り紙を使用した

折り鶴折りを行いました。

紙芝居発表中の様子

紙芝居を食い入るように聞く生徒の皆さん


紙芝居の発表の前に千羽鶴について、佐々木禎子さんについて

少しだけお話をさせて頂きました。

さすがは広島の子どもたち。みなさん佐々木禎子さんのことをご存知でした。

紙芝居は「原爆の子 さだ子の願い」(汐文社)という平和紙芝居です。

この紙芝居ははぐくみの里が大切に読んできたお話です。

”生きたい”と願いながら鶴を折り続けた12歳の佐々木禎子さん。

佐々木禎子さんの思いを必死につなげた友達のみなさん。

そのストーリーが世界中に広がり、現在広島の平和記念公園に

1年間でおよそ1000万羽、おもさにして約10トンもの

千羽鶴が世界各国より送られてきています。

折り鶴解体作業体験①

折り鶴解体作業体験②


そしてその折り鶴には送ってきた方の願いや思いが込められていることを

生徒の皆さんにお伝えしました。

はぐくみの里の利用者がメッセンジャーとしてこれまで

いろんな人に伝えてきた思いを体験を通して伝えることが出来たと思います。

一羽ずつ丁寧に開いていきます

折り鶴も思いを込めて…


体験中、はぐくみの里の利用者にコツを聞いたりなど、

一緒になって取り組む様子を見ることが出来ました。

そして最後にこれまでの交流のお礼にと、5年生の皆さんから

歌のプレゼントをいただきました。

プレゼントして下さった歌がはぐくみの里でも歌い続けている

「Believe」という歌で、一緒に口ずさみながら

これまでの交流を心の中でそれぞれ振り返りました。

 

 

1ヶ月にわたる長い交流の中で、生徒の皆さんの新しい発見や学びの

お手伝いが出来たこと、交流から感じ取った素直な感想を聞くことが出来たこと、

全力で楽しむ様子を見ることができ、私たちにとっても

沢山の学びを得た交流となりました。

今回の交流を今後の生活に活かしていただけると

はぐくみの里一同としてとてもうれしいです。

 

そしてボランティアにお越し下さった皆様にも

感謝してもしきれないほどお力添えをいただきました。

本当にありがとうございます。

 

このような機会を下さった広瀬小学校の皆様にも感謝いたします。

 

この度はありがとうございました!